--意識の隙間に宿る、静謐なる呼吸--
『4/7 無意識』というタイトルは、日本の伝統的な「七つの美意識」を手がかりに、 現代の日常において再解釈可能な要素を抽出し、私たちが無意識に感じ取っている「美」を可視化する試みです。
本シリーズでは、 侘寂(わびさび)、幽玄(ゆうげん)、物の哀れ(もののあわれ)、粋(いき)、間(ま) といった美意識を概念の軸に据えています。 さらに、金継ぎの哲学に通じる「欠け」や「痕跡」を肯定する姿勢を写真表現へと接続し、 日常に潜む時間の層や気配をすくい上げます。
写真における「余白(間)」を意図的に残すことで、意味を一つの答えに固定せず、 鑑賞者が自身の記憶や感情を重ねられる「内省の場」を立ち上げることを目指します。